異能vationプログラムは、ICT(※)分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスな技術課題への挑戦を支援します。
既存の常識にとらわれない独創的な「変わった事を考え、実行する人(通称「へんな人」)」の、「なにもないゼロのところから、イチを生む」失敗を恐れない果敢な挑戦を支援するとともに、そうした方々が交流し、異能と異能が掛け合わさることで、さらなる独創的な発想が生まれるような環境を提供します。
人類史上、既存の枠にとらわれない破壊的なイノベーションを起こしてきたのは、こうした奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦する「へんな人」でした。異能vation プログラムは、こうした人たちがのびやかに活躍することが日本の新たな未来を創る、と信じて取り組んでいるものです。
(※)Information and Communication Technology:「情報通信技術」
総務省では、2014年度から、破壊的イノベーションを生む社会の実現を目指し、奇想天外で野心的な技術課題に失敗をおそれずに挑戦する人を支援する「異能vation」プログラムを約10年にわたり推進してきました。
この間、協力協賛企業による表彰制度である「ジェネレーションアワード」部門を2017年度に開始するなど、活動の裾野を着実に拡大してきたことで、2022年度の応募総数は2014年度の約30倍の2万1千件まで増加するなど、異能vationプログラムは、破壊的なイノベーションに挑戦する社会的な雰囲気作りに大いに貢献してきました。
2023年度においては、協力協賛企業の数は224まで増加し、引き続きジェネレーションアワード部門の公募が実施されることとなりました。総務省事業で始まった取組みが広く社会に浸透し、民間主体でのイノベーションへの取組みとして継続的かつ広がりをもって実施されていることは大変喜ばしく、関係の皆さまには、長きにわたる本プログラムへのご理解とご協力に深く感謝いたします。
なお、総務省事業による「破壊的な挑戦」部門については、新しい資本主義の加速の観点からスタートアップ支援を強化するとの政府全体の方針を受け、2022年度に採択した挑戦者への支援をもって一区切りをつけることとし、次の挑戦として、異能vationでの成果や経験を最大限に活用しつつ、よりスタートアップの創出に力点を置いた「スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」を本年度から開始しています。
世界に変化と革新が起きている今、総務省は今後もICT分野におけるイノベーションの創出に向けた様々な取組みを進めてまいります。ともに新しい何かに挑戦し、世界の未来を切り拓いて行きましょう。
ますます大きくなる本プログラムを大きく包み込めるように、力強い書体で新しいロゴを書かせていただきました。
今までのロゴと合わせて、皆様のより一層の活躍を後押しできる書を感じていただければ幸いです。